週刊 日本を歩く

管理人が日本で見つけた物をフリージャンルで紹介します。 「週刊」と銘打ってはいますが、更新頻度はまちまちです。 日毎もあれば月毎になることもあります。 なにはともあれ、お付き合いください。

桧原湖と五色沼 美しき会津の水

この日は朝から、所謂「裏磐梯」エリアにある「桧原湖(ひばらこ)」に向かった。

天気は快晴。コンディションよし。

 

 

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磐梯観光船株式会社の磐梯高原営業所に到着。

桧原湖ではアヒルボートから高速艇まで、各種ボートで遊覧が楽しめる。

 

 

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久しぶりのGoogleMap。

株式会社ゼンリンとの契約が切れ、日本地図が極めて使いづらくなったともっぱらの評判である。

 

地図下方に見えている大きな湖が猪苗代湖

磐梯山を挟んで北側の中央の磐梯山を挟んで北側のエリアを「裏磐梯」もしくは「裏磐梯高原」と呼ぶ。

 

 

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湖岸沿いのお土産屋さんで出港準備。

トイレも事前に済ませておこう。

 

 

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カモ。

 

 

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護岸周辺を見れば水の具合は一目瞭然。

あくまで透明度だけの話であるが、なんときれいな水だろう。

 

 

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今回は4,5人乗りの高速艇をチャーター。

値段は業者によってまちまちの模様だが、1人あたり2,000円前後が相場だろうか。

訪問の際は事前に調べてほしい。

 

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艇長の後ろ姿がたのもしい。

 

 

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桧原湖の水深は最大で30m~31mだそうだ。

視線を落とすと……あな恐ろしや。

 

 

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出発すると、南北に細長い湖を真北に向かって進んでいく。

奥には山形県との県境になる山々が広がっている。

 

 

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松島のような緑生い茂る小島が現れてくる。

 

 

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高速艇は軽快でかなり気持ちがいい。

振り返れば磐梯山の裏側が見られる。

 

 

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以下に裏磐梯の成り立ちを、裏磐梯観光協会のサイトより引用する。

明治21年1888年)7月15日の磐梯山大爆発により裏磐梯が位置する北側は荒々しい火口壁を見せ、また、この時に流下した岩なだれによる川のせき止めで、桧原湖五色沼をはじめとする裏磐梯の湖沼群が誕生しました。戊辰戦争よりも20年もあとのことです。

エリア最大の湖、桧原湖も川がせき止められてできたもの。噴火後約2年の歳月をかけて、今の大きな湖となりました。

裏磐梯は、春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉、冬は銀世界と移り変わる美しい景色を持ち、昭和25年(1950年)に磐梯朝日国立公園に指定されました。

 

出展;裏磐梯観光協会HPより

 

 

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ボートの排気煙が写り込んでしまっている。

磐梯山大爆発による山体崩壊により、磐梯山はあのような荒々しい姿になったと同時に、桧原湖五色沼などの美しい景色を後世に残したのである。

 

 

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あっという間に終了。

写真では伝わらないだろうが、とにかく気持ちのいい遊覧であった。

 

 

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続いて車を10分弱ほど東に走らせ、五色沼に向かった。

 

 

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駐車場からほんの少し歩くと、すぐに五色沼(のひとつ)が見えてくる。

 

 

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こちらが五色沼のひとつで最大の「毘沙門沼」。

五色沼、というが色は様々で大小30余りあり、猪苗代湖などと合わせて福島・山形・新潟の3県に渡る磐梯朝日国立公園を形成している。

 

 

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こちらの湖沼群も磐梯山大爆発によって生まれたと述べたが、同時に地下水に酸性物質(ケイ酸アルミニウム)が含まれるようになった。

これら酸性物質の結晶は特定の光の波長を反射する性質があり、この沼では日光に含まれる青い光を反射しているため青く見えるということだ。

 

五色沼の色は時期や天気によって微妙に変わるため、四季折々で表情の違いを見せてくれる。

 

 

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毘沙門沼の横から遊歩道を通って他の沼へも行けるようだが、途中足場の悪い場所もいくつか見られる。

 

しかし残念ながら次の予定が迫っているため、他の沼は切り上げ。

弾丸ツアーの悲しいところである。

 

 

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最後に写真を載せてお茶を濁すいつものパターン。

 

 

次回は「野口英世記念館」の記事をアップ予定である。